Rails 一日一つメソッド (Day45) Active Record(3)コールバック

 

Rails 一日一つメソッド (Day45) Active Record(3)コールバック

 

4. 利用可能なコールバック

4.2) オブジェクトの更新 (Object Update)

before_validation	Objectのvalidation検証が実行される前に呼び出され、Dataの処理や検証のロジックを行う。
after_validation	Objectのvalidation検証が実行された後に呼び出され、検証の結果をもとに作業を行う。
before_save	Objectが保存される前に呼び出され、保存する前にDataの処理や検証を行う。
after_save	Objectが保存された後に呼び出され、保存する前にDataを処理や検証を行う。
around_save	Objectの保存「前」「後」に呼び出され、Objectを保存することに使われたトランザクションをラッピングする。
before_update	ObjectがUpdateされる前に呼び出される。
after_update	ObjectがUpdateされた後に呼び出される。
around_update	ObjectのUpdate 「前」、「後」に呼び出され、ObjectをUpdateすることに使われたトランザクションをラッピングする。
after_commit	トランザクションがCommitされた後に呼び出される。
after_rollback	トランザクションが完了された後、追加作業を行う。

 

4.3) オブジェクトの削除 (Object Destruction)

before_destroy	Objectが削除される前に呼び出される。
after_destroy	Objectが削除された後呼び出される。
around_destroy	Objectが削除された後に呼び出され、Objectを削除することに使われたトランザクションをラッピングする。

 

 

5. after_initialize と after_find

 after_initalizeコールバック

 - Active Recordオブジェクトがインスタンス化されるたびに呼び出される。インスタンス化は、直接 newを実行する他に、DataBaseからRecordが読み込まれる時にも行われる。

class User < ApplicationRecord
	after_initialize :set_defaults
    
    private
    	def set_defaults
        	self.role ||= 'regular'
        end
end

 

 after_initializeコールバックを使い、Userオブジェクトが初期化される時に、role属性を基本値に設定する。

 オブジェクトが生成される時に該当のコールバックが実行され roleがない場合、基本設定、値の 'regular'に設定される。

 

 after_findコールバック

 - Active Recordがデータベースからコードを1件読み込むたびに呼び出され、after_findと after_initializeが両方で定義されている場合、after_findが先に呼び出される。

class Product < ApplicationRecord
	after_find :log_view
    
    private
    	def log_view
        	puts 'Product #{id} を探しました！'
        end
end

 

 after_findコールバックを使い、Productオブジェクトを探した後、該当するRecordを探したときに logに記録する。

 

6. コールバックの実行

create	新しいRecordを生成し、DataBaseに保存する。
create!	createと同じだけど、validate検証に失敗したら、例外を発生させる。
save	更新された内容がvalidation検証を通ったらDataBaseに保存する。
save!	saveと同じだけど、更新された内容がvalidation検証に失敗したら例外を発生させる。
save(validate: false)	validation検証があってもをしない、更新された内容を保存する。
save!(validate: false)	save(validate: false)と同じだけど、保存に失敗したら例外を発生させる。
update	該当する Recordの値を UpdateしDataBaseに保存する。
update!	updateと同じだけど、Updateに失敗したら例外を発生させる。
update_attribute	該当する属性の値をUpdateしDataBaseに保存する。
destroy	該当する RecordをDataBaseから削除する。
destroy!	destroyと同じだけど、削除に失敗したら例外を発生させる。
destroy_all	条件に合う 全てのRecordを削除する。
destroy_by	特定の条件をもとに Recordを削除する。
toggle!	boolean値を toggleする。
touch	Recordの timestempを更新し、touchする。
valid?	該当Recordの 有効性を確認する。

 

after_findコールバックは以下の finderメソッドを実行すると呼び出される。

all	該当するModelの全てのRecordを変換する。
first	該当するModelの初めてのRecordを変換する。
find	与えられたIDに該当するModelのRecordを変換する。
find_by	与えられた条件に該当する最初のRecordを変換する。
find_by_*	（動的に生成されるRocord)与えられた条件に該当する最初のRecordを変換する。
find_by_*!	（動的に生成されるRocord)与えられた条件に該当する最初のRecordを変換する。Recordがない場合、例外を発生させる。
find_by_sql	与えられたSQLに該当する結果を変換する。
last	該当するModelの最後のRecordを変換する。